出流山・満願寺(奥の院)
大悲の岩窟(鍾乳洞)を中心に大日の岩窟と大師の岩窟を巡る参拝を、厄除けの三山巡りと称して多くのお参詣があるそうです。大悲の滝は格差8メートル、1年を通じて滝修行をするご信者が絶たないそうです。
No.001
出流山・満願寺(奥の院)
No.002
奥の院の老朽化により参拝者の立ち入りが危険な為、建替え新築工事を行うことが決まりました。
No.003
【現状写真】
No.004
【現状写真】階段も腐っていて、いつ崩れるかわかりません。
No.005
【現状写真】架台柱は、途中で折れているところを鉄板で補給してあります。
No.006
工事を始める前に、まず本堂で工事の無事を拝んで頂きました。
No.007
解体工事が始まりました。
No.008
仕口の部分は、ほとんど腐っていました。
No.009
奥の院が建っているのは、絶壁の崖の部分なので足場を掛けるのにも苦労したようです。
No.010
工務店に材木(桧)が続々と搬入されてきました。
No.011
昔の梁に彫られていた彫刻を新規に彫りこまなければならないので解体した梁を回収してきて、彫刻士の人に見てもらいます。
No.012
桧の材料に、墨付けをしているところです。
No.013
墨付けが終わって、刻みの作業が始まりました。
No.014
刻みが終わった材料には、クリアーの防腐剤を塗ります。
No.015
材木屋さんに手伝ってもらって、架台の材料を現場まで運びます。
No.016
新しい基礎が崖の岩の上に造られました。
No.017
基礎の上に、柱を立て架台梁を組みます。
No.018
梁が組み終わったら、その上に敷桁を敷いて床を造ります。
No.019
梁や通しヌキなどには、できるだけ釘や金物を使用せず。木で出来たクサビを使って止めています。
No.020
床が張り終わったら。今度は、お堂の土台を床の上に設置して柱を立てます。
No.021
鍾乳洞への入口部分の梁には、彫刻をほどこして飾り付けています。
No.022
セガイ造りに、梁を組んだらその上に束を立てて、母屋を組みます。
No.023
化粧垂木を軒先部分に設置します。
No.024
垂木や破風等は、すべて桧を使用しています。
No.025
天井板は、ムク材の一枚板を使用しています。
No.026
屋根の板金が葺き終わりました。
No.027
内壁(桧板)が張れました。
No.028
幕板は、ムク材の一枚板を削って化粧にして使用しています。
No.029
床板と鍾乳洞入口の彫刻が施されている化粧梁以外は、朱色に塗装しました。
No.030
外廻りも架台を残して、すべて朱色に塗装しました。
No.031
鍾乳洞の入口部分に、新たに木で手摺を造りました。
No.032
鍾乳洞の奥には、長い年月を経て創られた鍾乳石があります。
No.033
建物の重みを受ける架台は、腐食を避ける為に釘や金物などは使用せず木クサビで結合しています。
No.034
完成写真
No.035
この奥の院は、山の絶壁に建っています。
No.036
完成を記念して、工務店メンバーで記念撮影を撮りました。